残業代請求完全マニュアル

請求する際の注意点

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請求する際の注意点

残業代の請求において注意しなければならない点がいくつかあります。
まず、いまの勤務先に残業代を請求する場合、残業の証拠を隠滅されてしまう恐れがあります。
十分な証拠能力がある証明を集めておかなければ、訴訟などに発展した場合に負けてしまう可能性があります。
勤務先もそれを分かっているので、タイムカードの記録等を請求しても提出してもらえない場合もあるのです。

なお、残業代請求は在職中ではなくても行う事が出来ます。
例えば、退職してから不当に残業代が払われていなかったとして、訴訟を起こす人も居ます。
むしろ、在職中に比べて人間関係に配慮する必要がなくなるため、徹底的に請求できるとして、近年退職後の残業代請求が増えてきています。

残業代の計算も、注意が必要です。
適切な計算式で、その会社に合った金額を算出しなければならず、なかなか一人で計算するのは難しいと言われます。
このため、最近は「残業代計算ソフト」が出ていて、これを利用した計算が主流です。
割増率など、会社によって所定勤務時間の時間帯も変わるため、慎重に行わなければ適正な数値が出せません。
中には、無料で公開されている残業代請求ソフトもあるので利用してみるのも良いでしょう。

さて、請求については労働審判と訴訟の方法がありますが、自分の勤務先がどれほど良心的かによって選択が変わってきます。
労働審判は、三回以内の審理で決着がつくので、早急に調停を図りたい場合には最適です。
ただし、払いしぶりをするような雇用主だった場合、支払いの強制力について少々不安があります。
もし、強制力を持たせたいのであれば裁判所がきちんと決着をつけてくれる「訴訟手続き」が良いでしょう。

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